新じゃがいもの特徴 その栄養とおすすめの保存方法

健康

今日、実家の母親から新じゃがいもが採れたとたくさんもらったので、早速スチーマーで蒸して食べました!!
蒸して食べると新じゃがのしっとり感を存分に味わうことができ、本当に幸せな気分になります。

昔から、じゃがいもが大好きでお米のかわりにじゃがいもを食べている時期があり、幼い頃は、じゃがいもが主食の国に住もうと夢見ていたなと思いだしました。

そんな新じゃがいもの特徴。その栄養とおすすめの保存方法を早速お教えします。

じゃがいもと新じゃがいもの違い

じゃがいも

元々冷涼な気候を好む作物なため主な主産地は北海道となっています。

確かに、スーパーで見かけるじゃがいもは北海道産が多いですよね。

作付け

4月から5月にかけて

収穫

8月から10月にかけて

貯蔵

採れたじゃがいもは貯蔵して次の年の5月まで少しずつ出荷します。

 

日本は南北に長く、中央部に山岳地帯があるので気象条件が緯度や高低差に応じて異なり、それを利用して比較的冷涼な時期に様々な地域で生産しています。

例えば、あたたかい長崎県だと年に2回春と秋にじゃがいもを収穫することが出来ます。
さらにあたたかい鹿児島県だと冬に作るのが適しています。

新じゃがいも

正確な定義というものはありませんが一般的に通常のじゃがいもよりも早くに収穫されて、貯蔵せずに収穫後すぐに出荷されるものを新じゃがいもと呼んでいます。

新じゃが前線

じゃがいもは涼しい気候を好むため、新じゃがいもの収穫時期は地域によって異なります。
春先から初夏にかけて九州の温かい地方からだんだんと北上していきます。
まるで桜のようですよね。
このことから、新じゃが前線とも呼ばれているんですよ。

スーパーに並んでいく新じゃがいもの産地を見ながら今どの辺りなのか地域の気候を考えるのも楽しくなりますね

新じゃがいもの特徴

新じゃがいもの特徴は皮が薄く皮ごと食べられます。
水分を豊富に含んでいるのでねっとりしていて豊かな風味を感じることができます。

新じゃがいもの栄養

じゃがいもは主食にする国もある程、炭水化物のイメージが強いものですが、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含む
野菜
としての一面も持ち合わせています。

驚くべき新じゃがの栄養

ビタミンC

新じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれているのです。
りんごの約8倍ほどのビタミンCだそうです。

熱に強い

通常ビタミンCは水溶性で洗うと水に流れてしまい、さらには熱に弱いという性質があります。
しかし、じゃがいものビタミンCは、でんぷん質に包まれているために水にも熱にも強く壊れにくい性質を持っているのです。

 

熱に強いので煮込んでも、焼いても、蒸してもビタミンCが取れるのが嬉しいですね。また、他の野菜と同じように新じゃがいもは皮と実の間に栄養が豊富に含まれています。皮が薄く食べやすいので、皮付きのまま食べることで余すことなく栄養がたっぷり取れますね!

 

新じゃがいもの保存方法

新じゃがいもは、普通のじゃがいもに比べて水分量が多いため日持ちがしません。
だいたい1週間から10日程は保存可能ですが早めに食べるのがおすすめです。

保存の仕方

冷蔵庫で保存をすると、でんぷん質が糖質へ変化してしまうために、味が落ちてしまいます。
常温で涼しく、日の当たらない場所で保存をします。

日光や蛍光灯などの光に当ててしまうと芽の部分や緑色になった皮の部分に有毒物質のソラニンが増えやすくなってしまいます。

私の場合は、家にあった野菜用バスケットに入れて
薄手のブランケットを掛けて保存しています。
明かりに当たらなければ大丈夫ですよ!

ポイント
りんごを一緒に入れて保存すると、りんごから発せられるガスが発芽を抑制してくれます

冷凍での保存

冷凍での保存は生のまま冷凍してしまうと組織が崩れ、解凍した際に水分が抜けてフカフカになり美味しくなくなってしまいます。

冷凍で保存したい場合

一度完全に火を通してつぶして、コロッケのたねの状態で冷凍をします。

食べるとき
コロッケにするのはもちろんスープやマッシュポテト、一度温めて使用すればポテトサラダにも使用できます。
単にスライスをして冷凍をするだけだとやはりフカフカで美味しくないのでおすすめしません。

新じゃがいもの選び方

普通のじゃがいもと同じように、傷やしわの無いきれいなものを選びます。
芽が出ているものや緑色になっているものは避けましょう。

じゃがいもの芽や、緑色をした皮の部分にはソラニンやチャコニンなどの毒性の強い成分が含まれていて一定の量を摂取すると、頭痛や腹痛、嘔吐などの症状を引き起こします。
幼い子供だと死亡する例もあり、味も落ちますので選ぶ時には、注意してくださいね。

新じゃがいものおすすめの食べ方

そのままの美味しさを味わえるので蒸してお好きな調味料で食べるのがおすすめです。
また、普通のじゃがいもに比べて煮崩れしにくく味もしみ込みやすいので煮物にするのもおすすめです!

先日私は、新じゃがいもを使用してカレーを作りました。
新じゃがいもは水分が豊富でねっとりしているのでカレーのルーと良くからんでとても美味しいカレーになりました。

蒸す際には簡単に出来るスチーマーがおすすめ。目を離しても吹きこぼれの心配が無いのがいいですよ

 

まとめ

  • 新じゃがいもは皮が薄く皮ごと食べられ、水分を豊富に含んでいるのでねっとりした豊かな風味が特徴です。
  • ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。
  • 特にビタミンCが豊富に含まれ、りんごの約8倍含まれている。
  • じゃがいものビタミンCは、でんぷん質に包まれているために壊れにくいので熱に強い性質を持っています。
  • 保存は、常温で涼しく、日の当たらない場所でします。
  • 冷凍での保存は組織が崩れて、解凍した際に水分が抜けてフカフカになり冷凍保存には向きません。

春先から出まわる新じゃがいもですが桜と同じようにじゃがいも前線があったなんて驚きですよね。
今年は桜だけでは無く、新じゃがいもを食べながら春の訪れを感じてみるのもいいかもしれないですね。

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