2021年開催中止 浅草ほおずき市の由来とは アクセス・日程・気になる値段は?

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「ほおずき市」は夏の風物詩として知られています。
今回は浅草の浅草寺で行われるほおずき市について訪れる前に由来を知っておきましょう。

浅草寺のほおずき市の由来

古くから、毎月18日は「仏様と特別なご縁のある日」
という意味の「縁日」と言われていました。

この日に参拝すると、大きなご利益(功徳)があるとされています。
室町時代以降に、これとは別に「功徳日」という縁日が毎月1回新たに設けられました。
この日の参拝は何百日、何千日分ものお参りに相当すると言われました。

特に7月10日は、4万6千日分の参拝効果があるとされており、江戸時代ごろからこの日の参拝が盛んになっていきました。

そして、意気込んだ人々が前日の9日からお寺へ参拝に訪れるようになったことから、
9日、10日の2日間が4万6千日の縁日とみなされるようになりました。

縁日では、参拝客の為の市が立ちほおずき市も、そのひとつでした。

ホオズキには病気に効果があるとされていた

ホオズキはもともと、薬草として東京都港区の愛宕(あたご)神社の千日参りの縁日で売られていたというのが始まりでした。

ホオズキを煎じてのむと、子どものかんの虫や女性の癪(腹や胸に発作性の激痛をひきおこす原因不明の病気)によく効くと言われていたので参拝土産に持ち帰るのが一般的でした。

その市が浅草寺にもだんだんと広がり、愛宕神社よりも活気を見せるようになっていったとされています。

千日参りと4万6千日の参拝とが同じような意味を持っていたり、明治以前の日本では神仏習合の信仰が一般的であったことから、このような市が神社からお寺へと伝わったのではないかと考えられています。

もう一つの由来

源頼朝が奥州征伐の帰りに、浅草で軍勢を休ませ、日射病で倒れた兵士にほおずきの実を食べさせて元気づけたという言い伝えもあるそうです。

ポイント
開催される9日、10日のどちらかに参拝をすれば、
4万6千日参拝したのと同じ御利益がある
とされている
浅草寺のほおずき市ですが、
ちなみに、4万6千日とは約126年になります。
ですから、人が生きるとされる一生分に相当するそうです。

ほおずき市のみどころ

鮮やかな朱色のほおずきを売る露店が100軒以上も並び、毎年50万人以上の人出で賑わいを見せます。趣のある境内で多くの露店がほおずきを販売しているのでその美しい光景を味わうことができます。

寺社で御払いを受けたほおずきは、厄よけになると言われているため、家族などへのお土産にたくさん買って帰る人もいます。

ほおずきの相場

一鉢約2500円程。

夜になると、ほおずきを安く売るお店や、閉店するお店も増えてくるので、安く購入したいなら
夜8時頃に
行くのがおすすめです。

賑わいを楽しみたいなら少し早い時間に行きましょう。

ほおずきの値引きを下町の粋で楽しもう

昼間に行っても値引きをしてくれることがあります。

2500円のところ2000円に値引きしてくれます。

この時に、ラッキーとお財布へ500円をしまわずに値引きをしてもらった500円を「ご祝儀」としてお店に渡しましょう!!

結局値引きの意味がないじゃないかと思わずこれが下町の粋ということです!
せっかくの機会ですから下町の粋というものを味わってみるのも良いですよ。

基本情報・アクセス

開催日 7月9日~7月10日
開催時間 本堂 午前6時~午後8時
ほおずき市 午前8時頃~午後9時
開催場所 浅草寺
アクセス 鉄道
  • 東武スカイツリーライン:浅草駅より徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線:浅草駅より徒歩5分
  • つくばエクスプレス:浅草駅より徒歩5分
  • 都営地下鉄浅草線:浅草駅A4出口より徒歩5分

バス

  • 都営バス
  • 京成タウンバス
  • 台東区循環バスめぐりん
駐車場 無し
※浅草寺には専用駐車場が無いため
使用の際には台東区雷門地下駐車場や
周辺の駐車場の使用となります。
雷門地下駐車場ホームページ

浅草寺までの簡単アクセス方法とは

浅草寺までは、たくさんの路線が走っていますが、
どの路線が便利なのかを考えてみました。

おすすめは、銀座線の浅草駅下車です。
全路線の中で最も雷門に近い出入口です。

1、2、3出口の三つが雷門の東側にあり、徒歩2分程で雷門に行ける場所です。

1番出口にはエレベーターもあるので赤ちゃん連れのママにはおすすめですよ!

まとめ

  1. ほおずき市とは・・・この日の参拝は何千日分ものお参りに相当すると言われ参拝客が集まり市が開かれるようになり、そこでほおずきも売られるようになったことが始まり。
  2. ほおずきの効果・・・ホオズキを煎じてのむと、原因不明の病気などによく効くと言われていたので参拝土産に持ち帰るのが一般的になった。
  3. 参拝のポイント・・・9日、10日のどちらかに参拝をすれば、4万6千日参拝したのと同じ御利益があるとされた。
  4. ほおずき市の見所・・・色鮮やかなほおずきを売る露店が100軒以上も並び、毎年賑わいを見せている。
  5. ほおずきの購入には・・・普段も値引きが出来る。しかし値引き分は「ご祝儀」でお店の人に渡すのが下町の粋である。
  6. 浅草寺までのおすすめアクセス・・・銀座線の浅草駅下車です。

夏の風物詩のほおずき市ですが、昼間の活気のある時間帯も良いですし
夜のライトアップされた時間帯も浅草寺の美しさが際立ち楽しめます。
ぜひ、ほおずき市を楽しみましょう。

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