初山のペタンコ祭りは、毎年この1年に生まれた赤ちゃんを地元の富士山を祀る浅間神社へと連れて参拝し、無病・息災・開運を祈願する祭りです。
私自身も両親が連れて行ってくれていたこともあり、我が子にも参拝してあげたいという思いから長男の時に参拝に訪れました。
そして、次男も同様に参拝しました。今回は、初山のペタンコ祭りについてご紹介します。
ペタンコ祭りとは
ペタンコ祭りは、浅間神社へ毎年この1年に生まれた赤ちゃんを連れて参拝し、無病・息災・開運を祈願する祭りで400年以上前から始められたと言われています。
お参りの際に、山頂にある神前で赤ちゃんの額に御朱印を「ペタンコ」と押して祈願することから「ペタンコ祭り」と言われるようになったそうです。
浅間神社は、富士の神・木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤビメ)が祭神の神社で、全国に約1300社程あります。
そのうち、
- 千葉県
- 埼玉県
- 群馬県
- 栃木県
- 茨城県
にある約20か所の神社で初山祭りが行われていますが、お参りの際に御朱印をおでこにペタンコと押すのは関東地方の一部地域のみで行われている風習だそうです。
初山での参拝は、富士山に登ったのと同じご利益があると言われています。
御祭神である木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤビメ)は、木の花(桜)が咲くように美しく、火の中で3児をお産した神様と伝えられ、安産や子育ての神として信仰されています。
足利市でのペタンコ祭り
その昔、足利地方で起こった洪水・疫病・飢饉で多くの子供たちが苦しめられたそうです。
その時、浅間神社が祀られている浅間山から見事な龍が立ち昇り子供たちが救われたという伝説があります。
このことから、毎年山開きの6月1日に赤ちゃんを連れて無病・息災・開運を祈願するようになったそうです。
男浅間(上の宮)と女浅間(下の山)
男浅間、女浅間とあるように、
男の子は高い山の男浅間(上の宮)へ、女の子は低い山の女浅間(下の山)へ参拝します。
男の子、女の子と別々に参拝をするのは足利ならではです。
その昔、男浅間と女浅間は一つの山でした。
浅間神社のすぐそばを走っている東武鉄道の開通工事により山が2つに分かれ男女別に参拝をするようになったのです。
御朱印も意味合いも男女で違う!
男の子
御朱印:さくらの花びらの中に浅間神社
意味:立派に無事成長するように
女の子
御朱印:角印(2㎝角)の中に浅間神社
意味:清らかに美しく成長するように
次男を連れて男浅間へ
今回は、私の母と一緒に登りました。
長男同様男浅間に登らなければなりません。
今回は、荷物はリュックでしたのでそれを背負い、11ヶ月の次男を抱っこ紐で抱っこして登りました。朝から天気がとても良かったので、飲み物も無いと困ると思い自身の分、息子の分、母の分と持って行ったために荷物だけでも重かったです。
母と一緒ということもあり、河川敷から歩くのはきついのではということで男浅間近くの駐車場に車を停めました。
マップの場所と記載した場所に駐車しました。
この辺りからですと男浅間入口も近いです。
有料駐車場となりますが、1日500円で、無人となっていますのでお金をお支払い箱に入れるようになっています。
もしこちらに駐車される場合には細かいお金を用意されると良いですよ。
足利の花火の際にもこちらを利用されても良いですね。
朱い矢印を進むと男浅間入口となります。
当日は、屋台が出ていて初山ののぼりなども出ているのですぐに分かると思います。
男浅間を少し登ると見える景色です。
葉の合間に見えるのが渡良瀬川河川敷の臨時駐車場です。
私達が訪れたのは、長男を幼稚園へと送った後ですので10時過ぎ頃。
この時点で河川敷の駐車場は、かなりの混雑となっているようでした。
15分~20分程登ると、山頂手前で受付所があります。
伝説の龍が描かれた絵馬や、うちわ、神御札などもあります。
もし、絵馬、うちわ、神御札も記念にと思われたら、講券にされると良いですね。
兄弟や姉妹のペタンコの分も無料となります。
山頂手前の受付所で、御朱印代の500円をお支払いします。
すると御朱印券を渡されます。
山頂に着くと、神聖な場所に辿り着いたかのように一気に空気が変わる気がします。
神前で、御朱印券を渡します。
お祓いをして、いよいよ次男も御朱印を押す時が来ました。
この時に男の子と伝えるのを忘れてはいけません。
男浅間、女浅間とありますがどちらの神社に参拝しても良いようにどちらの御朱印も用意されています。
我が家は、今回も男の子ですのでさくらの花びらの中に浅間神社の御朱印です。
次男は、少し嫌がったためにキレイな状態の御朱印とはなりませんでしたが、泣かずに堂々と挑んでいました。
やはり、次男は何事にも動じないようです。
ペタンコが終わったら足利の街並みを楽しみましょう!
長男・次男と訪れましたが、どちらも晴れてということもあり、ここから見える景色は素晴らしかったです。
持って行った方が良いもの
- 飲み物
- 帽子
- 虫よけ
- 薄手の上着(脱ぎ着しやすいもの)
長男、次男と訪れましたが両日ともに晴れ日でした!
この時期は晴れの日の確率が大きいかもしれないですね。
晴れていると、河川敷は日差しが強くとても暑いです。
赤ちゃんは、しっかり日よけ対策してあげましょう。
ちょっとした山登りですので、喉も渇きます。
水分補給できるよう飲み物を持って行くと重宝します。
ベビーカーよりも抱っこ紐で行かれると良いですよ!
ただ、前が見えにくくなるので足元は気を付けてくださいね。
ペタンコの後にランチ
次男のペタンコを無事に終えて下山するとお昼時。
お腹が空いたので、昔からお世話になっている天龍さんへ行くことにしました。
JR足利駅北口前の大通りを北へ真っ直ぐ進みます。
すると右手に昔ながらの中華屋が見えてきます。
昔はおばあちゃんもいたのですが、今はご夫婦で営んでいます。
御主人は近所へ配達もしているので、お昼時などは外へ出ていることも多々あります。
奥さんも手際よくオーダーをこなします。
天龍さんはとてもリーズナブルな上に美味しいので近所の方から愛され続けています。
ご夫婦の人柄もあります!
どのメニューも美味しいのですが、幼い頃は中華丼ばかりを食べていました。
その為、息子にはいつも中華丼を頼みます。
とろとろの醤油味の餡に野菜や海鮮などが入っていて普段野菜を食べたがらない息子達でも美味しいと言って食べてくれます。残ったら私の胃袋へ!
最近の私は麻婆麺がほとんどです。
奥深い甘味のある餡と麺がマッチしてつるつるっと入ってしまう逸品です。
他にもレバニラ炒めや、酢豚なども捨てがたいのでお土産にして持ち帰ったりもします。
中華丼もお持ち帰りが出来るので、時間が無い時にはお持ち帰りでお願いします。
小さなお子さんは、小上がりになった座敷もあるのでそちらを利用します。
古いお店なので一見すると入りにくく感じるかもしれませんが、店主はとても気さくな方ですので安心です。
営業時間:11:00〜14:00/17:00〜20:00
定休日:火曜
住所:〒326-0056 栃木県足利市大町432
電話:0284-41-0517
まとめ
今回は、足利で行われるペタンコ祭りについてご紹介しました。
ペタンコ祭りは、生まれたその年にお参りをすると言われていますが、産後すぐで外出は難しいなどという時には無理せずに翌年でも大丈夫です。
初山祭では、その年に生まれた赤ちゃんだけでなく、訪れたお子さんやワンワンにまで無病・息災・開運を祈願出来るようになっています。
犬もペタンコされていましたよ!
ちなみに一部では、3歳まで毎年お参りするなど地域によって様々な言い伝えもあります。
当日は、花火もあり多くの出店でにぎわいますので3歳まで毎年訪れても良いかもしれないですね。
もちろん、3歳までとは言わずに毎年訪れても良いんです!
男浅間は、少し登るのが大変かもしれないですが女浅間は階段上ってすぐだそうです。
私の幼い頃の記憶だと山道を歩いた記憶なので男浅間に行っていたのかな?と思います。
私の両親は男浅間に私を連れて行っていたから、こんな男勝りになってしまったのでしょうか・・・・((笑))
足利市の重要文化財にも指定されている「ペタンコ祭り」ですが、私の周りの友人たちも皆幼い頃に行っている程有名な祭りです。
そして、パパやママになった今はお子さん達を連れて行き、その伝統を受け継いでいます。
そんな伝統あるペタンコ祭りでお子さんの無病・息災・開運を祈願してみませんか?
- 開催日:6月1日(毎年同日開催)
- 開催時間:午前6時~午後5時まで
- 御朱印代:500円
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