赤ちゃんが生まれてまず必要になるのがミルク。
完全母乳で育てるというママもいるかと思いますが事情により、ミルクをあげられないママや母乳の出が落ち着くまでの間にもミルクは必需品です。
そんなミルクですが、最近ではシニア層でも飲まれているそうで大人用の粉ミルクの販売もあるんです。今回は気になるミルクについて分かったことをお伝えします。
赤ちゃんのミルク
多くのメーカーさんから様々なミルクが販売されていますが、赤ちゃんのミルクは厚生労働省が定めている「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」により基準値が設定されているため、品質が保たれています。

結局、どのミルクを選んでも基準となる成分が含まれているので入っているものにそれ程違いは無いということ。
若干メーカーさんごとに風味など違いはあるので、赤ちゃんの好みや、作りやすさなどで選ぶと良いですね。
大人も粉ミルクを飲んでいる?
一時期、ミルクメーカーさんへのお問い合わせで「大人でも育児用粉ミルクを飲んで大丈夫なのでしょうか」というお問い合わせが多くあったそうです。
実際に60代の約2%が育児用粉ミルクを飲まれているという結果が出たそうです。

私の周りでも子供の残りを飲んで調子が良くなったという話を聞いたり、義理の祖母は健康維持の為に粉ミルクを飲み続けています。もうすぐ90歳になりますが
、粉ミルクのおかげなのか、とても元気にしています。
EXILEのATSUSHIさんも育児用の粉ミルクを飲んでいるとTV番組でもおっしゃっていたようですね。
特にシニア層の間では気軽に必要な栄養素の摂取が出来ると話題になっているそうです。
確かに、生まれたばかりの赤ちゃんが飲んでも安全で、生まれた時からたった数か月で、
倍以上の体型にもなるミルクの栄養を考えれば安心して気軽に飲める栄養補給食品という認識なのかもしれないですね。
育児用粉ミルクを大人が飲む場合は注意が必要
育児用粉ミルクを大人が飲む場合は注意をしなければなりません。
日本人の多くは乳糖(ラクトース)を分解酵素の分泌が弱い
人によって個人差がありますが日本人の95%が乳糖不耐と言われています。
乳糖とは
牛乳などにも含まれている糖質のことで、育児用粉ミルクにも含まれています。
乳糖は体の中の酵素によってブドウ糖などに分解され、体に吸収されていきます。
多くの哺乳類の赤ちゃん、もちろん人間の赤ちゃんも分解酵素が多く分泌されるために、粉ミルクにも含まれる乳糖を消化吸収することができます。
ところが、大人になってくると分解酵素の活性が弱まり、成人期には乳児期の10分の1程にまで減少してしまいます。
そのため大人が粉ミルクを飲む場合には、乳糖の分解が出来ずにお腹がゴロゴロしたり、下痢や、腹部の膨満などの症状が現れたりします。

牛乳を飲むとお腹が痛くなるという方はこれが原因だそうです。
カロリーが高い
育児用ミルクは赤ちゃんが成長するために作られています。
その為、カロリーも高く成人男性の必要量の何倍にもなってしまいます。

過剰なカロリーの摂取は注意しないといけません。
大人用ミルクが販売されている
大人と赤ちゃんでは必要な栄養素が違います。
成長段階にある赤ちゃんにとってのミルクは完全栄養食としての食事。
大人にとってミルクは栄養補助食品として必要とされているのでしょう。
最近は「大人用の粉ミルク」が販売されていて、乳児用粉ミルクから脂質を抜いて、大人が不足しがちな栄養を加えてバランス良く調整しています。
牛乳では、取り難いラクトフェリンを摂ることができるのも嬉しいところ。
栄養補助食品として必要であれば大人用のミルクをおすすめします。
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雪印ビーンスタークさんは、赤ちゃん用品で知っているというママが多いのではないでしょうか。
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんがビーンスタークの哺乳瓶なら飲んだという話も多々。
粉ミルクの開発も、栄養や母乳の研究を続け粉ミルクの製造は半世紀にもなります。
母乳や粉ミルクの研究から生まれた大人のための粉ミルクは11種類のビタミン、8種類のミネラル、たんぱく質、DHAなどが配合されています。
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牛乳では摂りにくい成分が豊富に含まれています。
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まとめ
- 育児用ミルクは、どれを選んでも基準となる成分が含まれているので入っているものにそれ程違いはありません。
- 60代の約2%が育児用粉ミルクを飲んでいるそうです。
- 育児用粉ミルクを大人が飲む場合は注意をしなければなりません。
- 大人用の粉ミルクは、乳児用粉ミルクから脂質を抜いて、大人が不足しがちな栄養を加えてバランス良く調整しています。
育児用ミルクは赤ちゃん用に開発された特別なミルクです。そして、大人用のミルクには育児用ミルクの良い部分を残し、大人には不要なものを除去してさらに必要な栄養がプラスされているので、通常の食事と一緒に上手く摂り入れられるといいですね。
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